14 「中小河川緊急治水対策プロジェクト」による緊急治水対策を推進  平成29年7月九州北部豪雨等では、以下の3つの課題が明らかになりました。 1)山地部の河川で大量の土砂や流木が発生し被害が拡大したこと 2)中小河川で度重なる浸水被害が発生していること 3)洪水時に河川の状況をリアルタイムに把握できなかったこと  このような課題は九州北部豪雨等により被害が生じた河川と同様の特徴を有する他の地域の河川においても共通していると考えられました。  このため、全国の中小河川の緊急点検を実施し、その結果を踏まえ、今後概ね3年間(32年度目途)で実施すべき対策を、「中小河川緊急治水対策プロジェクト」としてとりまとめました。  具体的には、1)土砂・流木捕捉効果の高い透過型の砂防堰堤等の整備、2)多数家屋や重要な施設の浸水被害を解消するための河道の掘削・堤防の整備等、3)危機管理型水位計(洪水時に特化した低コストの水位計)の設置を推進することとしました。  詳細はコラム 中小河川での透過型砂防堰堤整備や危機管理型水位計設置等「中小河川緊急治水対策プロジェクト」の推進を参照 ■土砂・流木被害 赤谷川(あかたにがわ)(平成29年7月) ■繰り返しの浸水被害 桂川(かつらがわ)(平成29年7月) ■危機管理型水位計