コラム 「地理空間情報を活用した新たなサービス、産業の創出に向けて」  地理空間情報は、少し難しい言葉ですが、位置情報又は位置情報に関連付けられた情報からなる情報であり、例えば、カーナビの情報、ヒトや施設の位置情報、観光情報及び統計情報など、私達の身の周りにたくさんあります。  このような地理空間情報は、これまで、国、地方公共団体、企業、団体等それぞれが収集・活用しており、情報の連携が十分とは言えない状況でした。  そこで、平成28年11月から、産学官の地理空間情報をG空間情報センターにまとめて、だれもが使いやすい形で提供するというサービスがスタートしました。  これにより、産学官における地理空間情報の連携が促進され、地理空間情報を活用した新しい産業・サービスが創出されることが期待されています。  例えば、平成29年7月の九州北部豪雨の際には、土砂災害が発生し、交通が断絶するという状況が生じました。  そこで、G空間情報センターは、いち早く、航空写真による被災状況の把握や、車両の通行実績の提供による通行ルートの把握を促進し、災害復旧に貢献しました。  この他にも、地理空間情報は、まちづくりや観光など、生活に密着した様々な場面において活用が期待されており、その参考となるショーケースをG空間情報センターのホームページ(注)において、紹介しています。  引き続き、G空間情報センターを通じて、我々の生活や産業・サービスの創出に役立つような地理空間情報の提供を進めてまいります。 G空間情報センターの概要 注 https://www.geospatial.jp/gp_front/