コラム 日カンボジア都市開発・不動産開発プラットフォームの設立と第一回会合の開催  国土交通省では、ASEAN地域を中心に、都市開発・不動産開発に関する諸課題を抱えた国との間で「官民連携による二国間プラットフォーム」の設立を目指しています。  第1弾として、カンボジア王国国土整備・都市化・建設省(以下、国土省)との間で、「日カンボジア都市開発・不動産開発プラットフォーム」の設立に関する覚書を締結するとともに、第1回会合を開催しました(概要は以下のとおり)。 副首相との会談の様子 〈覚書の締結〉  平成31年2月26日、カンボジア国土省にて、カンボジアにおける都市開発分野に関する本邦企業のビジネス環境の整備促進を目的として、両国の官民で構成するプラットフォーム(年1回開催)を設立する協力覚書を締結しました。 覚書締結 〈第1回会合〉  平成31年2月27日、ホテルカンボジアーナにて、チア・ソパラ副首相兼国土省大臣が出席の下、第1回会合が両国次官級会合として開催され、両国政府及び両国民間企業総勢約250名が参加しました。  冒頭の基調講演において、国土交通省からは、本プラットフォームの設立目的や日本の都市開発の事例を紹介しました。チア・ソパラ副首相兼国土省大臣からは、プノンペン、シェムリアップ、バッタンバンの3都市を選定し、スマートシティを推進するうえで本プラットフォームへの大きな期待と評価をいただきました。  当会合では、実務者によるプレゼンテーションも行われ、カンボジア側から都市開発分野における課題や法制度整備の支援への期待が述べられ、日本側からは都市開発における歴史や経験・ノウハウについて都市再生機構や日本下水道事業団の代表から発表が行われました。  また、日本企業とカンボジア企業とのビジネスマッチングも合わせて開催されました。 会合に参加した両国政府関係者