コラム 急増するアジア諸国内におけるCO2排出量  中国やインド、ASEAN諸国といったアジア各国においては、各国内の交通においてもCO2排出量が急増しています。国内運輸部門におけるCO2排出量を見ると、東アジアの伸びは他地域と比較して非常に著しくなっています。これは経済発展に伴って、人・物の移動が活発化し、急速にモータリゼーションが進んだためと考えられます。 国内運輸部門からのCO2排出量の推移(地域別)  一人当たり運輸部門CO2排出量を見ると、経済が発展し一人当たりGDPが大きいほど排出量も多くなる傾向があります。中国等のアジア諸国における一人当たり排出量は先進国に比べてまだ少ないですが、今後、更なる経済発展が進み、交通の活発化により一人当たりCO2排出量が増加すれば、特にアジア諸国は人口も多いことから、全世界の排出量に与える影響は大きくなると予想されます。 一人当たりGDPと一人当たりCO2排出量(運輸部門)の関係(2004年)  したがって、アジア諸国の国内輸送におけるCO2排出抑制を図ることは、世界全体のCO2排出量を削減する上で重要な課題です。日本は、他の先進国と比べても鉄道・バスといった公共交通機関の分担率が高く、環境負荷の小さな交通システムが構築されています。このような我が国の先進的な技術・制度、経験を活用し、イニシアティブを発揮して国際協力を推進していく必要があります。 主要国の旅客輸送分担