コラム 仙台都市圏における都市構造と環境負荷の関係に関する試算  仙台都市圏総合都市交通協議会では、将来の仙台都市圏の都市構造の変化と自動車からのCO2排出量との関係を調べるため、以下の3つのシナリオに基づいて、試算を行いました。  その結果、低密度の市街地が拡散するシナリオ1では、現況よりも自動車走行台キロが約1割、CO2排出量が5%増加し、最も環境負荷が大きくなるとの試算結果が得られました。一方、計画的に市街地を誘導するシナリオ2のCO2排出量は、現況とほぼ同程度、交通軸上に市街地を集約するシナリオ3は、6%の減少となっています。また、シナリオ3では、都心への私事トリップの集中割合も一番多くなるとされており、交通軸上市街地集約型は、中心市街地の活性化にも貢献することを示しています。 仙塩広域10市町村のシナリオ別自動車走行台キロとCO2排出量 仙台都心地区への私事トリップ集中量と集中比率