国土交通省ロゴ

国土交通白書 2021

第2節 豊かな未来の姿

■3 一人一人が望む生き方を実現できる社会
図表Ⅰ-3-2-3 一人一人が望む生き方を実現できる社会のイメージ図
図表Ⅰ-3-2-3 一人一人が望む生き方を実現できる社会のイメージ図

資料)国土交通省

 一人一人が望む生き方を実現できる社会とは、「自由な働き方が可能な社会」、「多様なニーズを満たす社会」、「真の共生社会」、「対流・交流活発化社会」という4つの特徴を兼ね備えた社会である。

 「自由な働き方が可能な社会」は、テレワーク拠点の整備、ワーケーション、ブレジャーの普及などにより、家事・育児・介護と仕事の両立した働き方、住みたい場所に住みつつリモートで仕事する働き方、仕事と旅行・レジャーを並行できる働き方など、柔軟・多様な働き方が普及・定着し、自分が望む働き方が可能な社会である。

 「多様なニーズを満たす社会」は、MaaSの普及により行きたい場所に簡単に移動でき、長期滞在型の観光コンテンツの造成などによって多様な観光体験ができるなど、多様なニーズ、生活様式等に合致した商品・サービスが提供される社会である。

 「真の共生社会」は、交通インフラ等のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化、「心のバリアフリー」の強化などによって、ハード・ソフト両面でバリアフリーが徹底されており、誰もが不自由なく快適に暮らせる社会である。

 「対流・交流活発化社会」は、「居心地が良く歩きたくなる」まちなかづくりなどにより、国内外・地域内外の人々の対流・交流が活発化しており、それにより多様で柔軟な価値観・生き方等が醸成され続ける社会である。