
国土交通白書 2024
第2節 自然災害対策
コラム 国土交通省と鉄道・運輸機構が連携した鉄道の早期復旧支援
近年、激甚化・頻発化する自然災害により、被災した鉄道の復旧が長期化するケースが相次いでいます。他方、その復旧には、幅広い分野の専門的な知見が必要ですが、中小鉄道事業者等では、人員不足等により十分な体制確保が困難な状況も見受けられます。
そこで、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構では、国土交通省からの要請に基づき、鉄道の整備について豊富なノウハウを有する職員を現地に派遣し、被災状況調査をはじめ、鉄道事業者等を技術的な観点から支援する「鉄道災害調査隊(RAIL-FORCE)」を創設し、初年度である令和5年度には5事業者に対して派遣を行っています。
これまでも被災した鉄道事業者等に対して、国土交通省から緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)を派遣するなどの支援を行ってきたところですが、鉄道災害調査隊の支援活動と連携することで、被災した鉄道施設等の復旧の早期化が図られることが期待されます。



のと鉄道における、鉄道災害調査隊の活動状況
【関連リンク】
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構 鉄道災害調査隊
URL:https://www.jrtt.go.jp/construction/outline/emergency-control.html