5 物流効率化のための国際連携の推進


 国際貿易を支える物流体系の効率化を図るため、近隣アジア諸国を中心とした国との港湾政策上の協調・国際連携を積極的に進めている。
 7年度から日韓の港湾行政のトップが港湾を取り巻く様々な課題について広範に意見交換を行う日韓港湾局長会議を、さらに9年度からは同会議と合わせて港湾技術シンポジウムを毎年日韓交互に開催しており、10年度は日本において開催した。またAPEC運輸ワーキンググループにおいて、8年度に我が国が議長国となって設立した港湾専門家会議では、APEC域内の港湾の能力と効率性を改善するための共通課題の抽出及び行動計画の作成を行うことを目的として港湾開発等の6つのテーマについて作業を行っている。現在、港湾データベースについてはソフトウェアが完成し、データの充実が進められている。その他、コンテナ船の大型化に対応した港湾開発、港湾管理運営における民営化の影響等について検討が行われている。


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