2 海外技術協力


  わが国の参加している技術援助としては,コロンボ・プランをはじめ,日米合同第三国援助,中近東アフリカ計画賠償計画等,各種の方式があるが,毎年これらの計画に基づいて東南アジアのヴェトナム,ラオス,インドネシア,また遠くアフリカのスーダン等から航空技術研修生が来日し,6ヵ月乃至1ヵ年の研修を受け多大の成果をあげている。
  研修科目としては,航空交通管制,無線通信,地上保安施設の保守,航空機燃料注入等の技術部門のほかに航空会社の座席予約管理業務にまで広範囲にわたつている。
  次に1962年からわが国が参加した東南アジア地域非公式航空局長会議においては,わが国は地域内の指導者的立場から各種部門にわたつて積極的に協力しているが,本年11月中旬には参加各国の強い要請に基づき,第4回会議を東京において開催することとなつた。
  これにより,わが国の航空の現況を直接紹介する絶好の機会を得ることとなり,地域内で技術水準の最も高度なわが国の航空機器の海外進出が期待されている。


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