鉄道による小口貨物輸送は,小口扱,小口混載扱の2種類があり,国民生活に密接な関係をもつているにもかかわらず,そのサービスの現状は破損事故が多く,輸送に長時間を要する等,確実性,迅速性に欠けるところが多く,必ずしも利用荷主の要望に応えるものとなつていないのが実情である。国鉄では,これに対処するため昭和39年11月本社及び支社に小口貨物輸送改善準備室を設備し,40年10月実施を目途としてその近代化対策を検討中である。