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第4節 今後の問題点
鉄道車両工業は,内需とくに国鉄への依存度がきわめて高く,しかもすべて受注生産という形態をとつており,車種も雑多で量産体制などの合理化が行い難いとされている。また,戦後久しく設備過剰に悩まされてきたこと等もあつて,合理化は余り進捗していない。車両部品工業については,設備投資,機械工業振興臨時措置法に基づき,当面品質性能の向上とコストの低減による国際競争力の育成を目的に合理化がはかられた結果,相当の効果を収めることができたが,組立工業については未だしで,企業間の格差も大きく,さらに国際競争力を育成する必要がある。
従つて,当面内需の増加に対する設備の増強は勿論,アメリカ等先進国の高速度鉄道建設機運に関連する技術の開発と,米国車両工業の飛躍的な発展,増強及びこれが輸出市場への圧力等に対処するためにも,今後体制整備を含む積極的な合理化対策が望まれる。
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