3 貨物自動車運送事業の近代化と中小企業対策


  以上みてきたように貨物自動車運送事業は中小企業が多く資本力に乏しいが,近時,主として都市交通の混雑化に伴いターミナル施設の整備の必要性が増大してきておりそのための資金の確保が重要な課題となりつつある。労働集約性の高い産業であることおよびその労働内容が重労働であることからも若年労働者が常に必要とされるが,近年の労働者の数の絶対的な不足は,人件費の高騰化をひきおこす結果となり,その経営を悪化せしめている。
  このような状況に対処して貨物自動車運送事業の経営の合理化,近代化を促進させることが焦眉の急務となつていたが,昭和39年度には中小企業投資育成株式会社法に基づく投資対象業種に指定され,資本の充実の方法もひらけてきた一方,40年度には「中小企業近代化促進法」にもとづく業種指定をうけ,積極的な助成策がとられることになつた。また,40年7月には,中小企業近代化資金助成法に基づく設備近代化資金の融資対象業種にもなつたので,主として荷役作業の機械化がさらに積極的におし進められることになろう。


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