4 自動車の排気ガスによる大気汚染
自動車の著しい増加と大都市集中化により,自動車排気ガスによる大気汚染が重大な社会問題となりつつあり,総理府に設けられた公害対策推進連絡会議衆参両院の産業公害対策特別委員会においてもとり上げられている。
排気有害ガスを防止するため,40年6月から,ガソリン自動車について一酸北炭素および炭化水棄の計測を行なうとともに,各メーカーに対し,測定装置の充実をはじめとする研究体制の強化を要望してきた6そして,41年9月以降型式指定あるいは型式認定を受ける新旧自動車については,特別た場合を除き,般の自動車は,酸化炭素の濃度が3%以下でなければ指定あるいは認定を行なわないこととなつたが,なお今後とも排気有毒ガスを防止するための調査並びに試験研究を推進し有効な防止対策を樹立する必要がある。
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