第3節 鉄道網の整備日本鉄道建設公団においては,鉄道新線建設を推進し,鉄道交通網の整備を図り,経済基盤の強化と地域格差の是正に寄与するために,今後建設すべき新線として運輸大臣が指示した基本計画に基づいて 〔I−(I)−23表〕の示すとおり,工事線62線,調査線3線,計65線の建設を推進している。
![]()
昭和39年3月に公団設立後,従来国鉄が実施していた鉄道新線の建設業務を引き継いて実施し,現在までに開業した線は 〔I−(I)−24表〕のとおり,7線約113キロにおよんでいる。これによつて,公団設立の目的達成のために逐次その成果を挙げている。
![]()
つぎに,建設費の投資額についてみると 〔I−(I)−25表〕に示すとおりである。40年度までの総投資額は302億円余となつている。とくに40年度においては,予算額がいちぢるしく増額され,その財源として,総顔254億円の50%,125億円をしめる特別債券は,その消化に努めた結果,金融状勢の好転と相まつて,全額消化することができ、建設資金は予定通り確保された。
![]()
|