2 経営内容


  認証工場を業態別に分類すると,整備専業工場,車両販売店との兼業工場(デーラー工場)および自家工場とに分けられるが,このうち整備業を営業の目的としている前二者について,これを規模別にみると,そのほとんどが資本金5,000万円以下または従業員300人以下の中小企業である。このうち整備専業工場については,工員数10人以下の工場が実に90%近くを占めており,個々の企業規模は極めて小さい。更に,整備業の経営規模について,ここ数年来の労働装備率(工員1人当り有形固定資産額)および労働生産性(工員1人当り年間工賃売上高)をみると 〔I−(II)−27表〕に示すように,年々相当の伸びを示しているが製造業一般に比べてはるかに低く,まだまだ設備の近代化が遅れて,勘や経験による作業への依存の傾向が強く,また企業者の経営意識も低いようである。


表紙へ戻る 次へ進む