1 倉庫整備5カ年計画


  昭和40年8月,運輸省は倉庫整備5カ年計画を策定し,倉庫整備の指針を示した。
  経済発展の見通しに従えば44年度の営業倉庫貨物入庫量は,普通倉庫において7,100万トン・冷蔵倉庫において400万トンになるものと推定される。この貨物量を保管するために必要な倉庫の庫腹は,普通倉庫1,130万平方米,冷蔵倉庫450万立方米であり,昭和40年度以降5年間に整備する必要のあるものは,それぞれ470万平方米,100万立方米に達する。これに要する資金量は,普通倉庫で約1,900億円,冷蔵倉庫で約300億円である。40年度実績及び41年度計画によれば5カ年計画の目標達成は非常に困難であり,倉庫整備に関する政府の助成措置を一段と強化する必要がある。


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