|
第5節 倉庫業と流通問題
倉庫業の機能は貯蔵から流通へと変化してきたといわれる。最近の営業倉庫は,荷主の生産計画,販売計画と密接な連けいを保つて物資の適正在庫を確保する方向にあり,このため情報交換,集荷配送,梱包等本来の保管業務の他に付帯的業務をもつて荷主の要望に応えている。
最近,商品の流通過程で,卸売業者等中間介在者が縮小され,生産者と消費老の直結化が図られる傾向にあり,倉庫業のかかる幅広い活動は見落せないものがある。
しかし,卸売業でも体質改善を図り,御総合センターやヴオランタリー・チェーン等の施策を通じて保管行為へ進出する計画をたてており,営業倉庫とこれら自家用倉庫の間に調整すべき問題が多い。
このたび成立した「流通業務市街地の整備に関する法律」では,流通業務施
設の整備に関する基本方針を作成することとなつているが,保管施設は流通業務団地の中核となるものであり,その整備については,流通機構の合理化という大局的見地にたつて,営業倉庫業,卸売業等の分野を定めていくべきであろう。
|