1 関連工業製品の輸出


  造船関連工業製品は従来輸出船に搭載されて輸出されるのが一般であつたが,ここ数年,単体輸出が急激な伸長を示し,昭和40年には約100億円に達したものと推定される。その主製品としては内燃機関,プロペラ,甲板機械,航海託器,錨,錨鎖,クランク軸があげられる。仕向地別には東南アジアについては従来より輸出されており,安定的に伸長しているが,欧州,アメリカ等の先進地域およびオーストラリアにおいても,,ここ1,2年急激に伸びてぎている。
  これらの単体輸出される造船関連工業製品は,また大企業の製品が多いが,中小企業製品についても次第にその実績を上げつつある。
  また,輸出船の増大に伴い,アフターサービス部品の供給は増加しつつあり,年間約20億円に達するものと思われ,製品の単体輸出と相まつて今後の動向
 が注目される。


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