日米間の航路については,セーバーライン・ケースにみられるように米国の独占禁止法と海運同盟の活動の調整の問題をはじめ,運賃格差問題コンテナ輸送問題などの問題が山積している。42年においては,日米両国間において日米航路の状況に関する協議を開催することが合意され,日米航路の安定問題や米国政府がコンテナによる国際的な海陸一貫輸送の促進を目指して議会に提出した「通商簡素化濠案」などの諸問題について意見交換が行なわれた。