第4節 わが国を中心とする国際航空の現況昭和43年6月1日現在,わが国に乗り入れている外国定期航空会社は23社(うち,アラブ連合,パランエアサイアム及び民航空運公司は運休中)であり,これらの会社のわが国を中心とする国際線業務運営の規模は週間235往復となる。これに対してわが国の国際線業務として日本航空(株)が週間94往復,全日本空輸(株)が週間7往復を営んでいる。これら内外国際線業務の運航回数は 〔III−3表〕)および 〔III−4表〕に示すとおり週間336往復となる。これは前年同期に比して51往復,18%の増加である。この増加ぶりを内外航空会社別に見ると外国航空会社(トランスメデイテラニアン航空会社およびフィリピン航空会社)の新規乗入れで,4往復パン・アメリカン航空会社の東京・グアム島線を含む太平洋線の17往復,フランス国営航空会社,スカンヂナビア航空会社の北回り欧州線の各往復の増便,日本航空の15往復の増便,全日本空輸の1往復の増便,そのほか,外国航空会社4社で,12往復の増便となつている。
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また,日本発着の国際線の総運航回数に対してわが国航空事業の運航回数が占める割合は約30%であるが,外国航空会社のうちアメリカの2社を合わせたそれは37%にも達しており,外国航空会社の総運航回数に対して半数以上を占めている。
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