2 航空事故発生状況と分類


  昭和42年度における民間航空の事故発生状況は 〔III−33表〕に示すとおりである。

  事故件数は,前年度に比較して総件数において15件の増を示し,内訳は飛行機において7件の増,ヘリコプターにおいて3件の増,滑空機において5件の増であつた。
  運航別形態をみると,地上-飛行機3件,離陸時-飛行機3件,ヘリコプター3件,航行中-飛行機10件(空中衝突1件),ヘリコプター17件,滑空機1件,着陸進入時-飛行機6件,ヘリコプター2件,滑空機5件である。
  この分類において,事故発生の最も多い運航形態は,飛行機,ヘリコプターともに航行中で,事故件数の57%を占めている。
  とくにヘリコプターにあつては,農薬散布中の事故が目立ち,事故件数の54%を占めている。


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