2 台風ならびに大雨
昭和42年(1月〜12)の台風発生数は39個で,平年の28個より大きく上まわつたが,強い勢力のまま日本に上陸したものはなかつた。
8月下旬に第18号が紀伊半島南部に上陸,第22号が9月中旬に日本の南海土を北東進したが,ともに日本本土には大した被害はなかつた。10月下旬に第34号が東海地方に上陸,関東中部を北東進したので,33の都道府県に合わせて死者35人を含む被害が発生した。
一方,大雨については,梅雨前線と台風第7号の弱まつた低気圧によつて,7月7日から10日にかけて,西日本に大雨“42年7月豪雨"が降り,このため西日本の24府県に大きな被害が発生した。また,8月26日から29日にかけて,羽越地方の新潟,山形両県に前線と低気圧による大雨が降り大きな被害があつた。
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