第5節 海外技術協力


  43年度の研修生受け入れ状況は,集団研修として鉄道車両,鉄道信号および鉄道軌道保守改良の3コースが行なわれたほか,また個別研修として各々の研修科目により研修を行なつた。
  特に43年度には,エカフエの要望にもとづき,日本政府主催としては,鉄道関係で始めての,「鉄道電化セミナー」がエカフエ域内8か国14名(他にエカフエ事務局員2名)の参加を得て,44年3月6日から3月19日まで開催され非常な成果を上げることができた。
  専門家派遣および投資前基礎調査の協力は,43年度における政府ベースのものとしては,ラオスの鉄道架橋建設計画に関する調査とメキシコの都市交通問題解決のための調査団を派遣したほか,インドの車両工場へ電気機関車用モーター等の修理のためと,イランの列車スピードアップについて夫々専門家を派遣した。民間ベースのものとしてはサウジアラビア国鉄の経営及び施設の改善について,同国鉄の要請により調査団を派遣した。
  また・エカフエ当局の要請により政府は,43年度に,次の2項について予算化し,(杜)海外鉄道技術協力協会へ委託し実施した。
 (1) 西パキスタン鉄道の貨車用板ばね折損防止対策の現地調査及び試験
 (2) アジア幹線鉄道網計画予備調査としてイランの鉄道事情の調査

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