2 企業会計方式による収支
38年度から42年度における経常収支(経常収入として施設使用料と役務利用料,経常費用として人件費,庁費及び維持補修費等の管理費,公債利子並びに減価償却費を考える。)を企業会計方式によつてみたのが 〔II−(III)−11表〕である。これによれば,42年度においては使用料収入(施設使用料及び役務利用料)は74億8,700万円と対前年度比18%の増加を示したが,他方支出も128億8,300万円と対前年度比16%増加したため,損益率は前年度より若干よくはなつたものの42%にとどまつている。
![]()
支出の内訳をみると,管理費は68億円で全体の53%を,公債利子は36億1,700万円で29%を占め対前年度比も24%増となつており,依然として高い水準にある。
|