2 観光旅行の目的


  「観光の実態と志向」(43年)によれば, 〔IV−21表〕のとおり,1泊以上の旅行経験者のうち,前途のように80%程度が観光旅行を経験している。

  43年の同調査によれば, 〔IV−22図〕のとおり,観光旅行の目的のうち慰安旅行が53.9%と過半数を占め,次いで,見物行楽が22.4%,見学,視察,採集,研究が6.5%,休養が6.4%の順になつている。

  また,「大都市住民の観光実態」によれば,観光旅行の目的は,各地域ともほぼ同様の傾向を示しており,屋外スポーツレクリエーションを主とした旅行が,東京23.3%,名古屋19.1%,大阪15.9%の順になつている。
  夏期における日帰り旅行の目的は,同調査によれば,各地域とも海水浴が第1位で東京48.2%,大阪29.4%,名古屋29.8%となつており,東京は相当に高い数値を示している。
  今後希望する観光旅行は, 〔IV−23表〕のとおり,「自然の風景をみる旅行」「名所旧蹟めぐり」,「温泉旅行」が多いが前回41年と比較すると,「登山,ハイキング,海水浴等のための旅行」が増加している。


表紙へ戻る 次へ進む