4 観光旅行の行先


  総理府の「全国旅行動態調査」(41年10月〜42年9月までの実態調査)によれば,保健レクエーション旅行のブロック別行先構成比は,各ブロック内の旅行が圧倒的に多く,なかでも北海道(85.8%),九州(78.1%),東北(77.2%)が多いが,他ブロックでも40〜50%となつている。これを都道府県別にみると県内旅行の多いのは北海道,山形,岩手,石川等で少ないのは大阪,埼玉,東京,京都等である。
  次に,県外からの保健レクリエーション旅行客の都道府県別受入数は,全体の14.4%が静岡に集まつており,次いで長野(6.5%),神奈川(6.2%),和歌山,群馬,栃木,千葉,兵庫,東京等となつており,逆に受入数の少ない県は,埼玉(0.4%),佐賀(0.5%),徳島(0.5%),富山(0.6%)等である。
  また,「大都市住民の観光実態」によれば,夏期における東京の海水浴の行先は,湘南海岸55.4%,千葉海岸34.2%,伊豆海岸3.9%,茨城海岸3.5%となつている。


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