1 鉄道車両および同部品


  44年度の鉄道車両生産実績は 〔I−(I)−30表〕のとおり,総額1,520億円,対前年度比4.1%の減少となつている。まず鉄道車両についてみると生産額805億円,対前年度比9.3%の減少となつた。これを需要先別にみると国鉄,民需,輸出の割合は64:25:11となり,国鉄,民需のシエアが増加したのに対し,輸出の割合は下降した。

  国鉄向け生産においては,総額515億円,対前年度比4.7%の減少となつた。民需では大都市における地下鉄の建設および万博輸送に伴う車両の増備と産業界における流通近代化による私有貨車需要を反映して生産額204億円,対前年度比1.1%増となつた。輸出については,輸入国の外貨不足と国際競争の激化等輸出環境の悪化により生産額87億円,対前年度比40.9%減となつた。
  つぎに,鉄道車両部品についてみると,44年度出荷額は 〔I−(I)−30表〕のとおり総額715億円,対前年度比国鉄向け0.7%減,民需向けは前年度なみ,輸出向け29.4%増となつた。
  以上のとおり44年度の鉄道車両および同部品の生産は,需要先別生産シエアーが示すように国鉄への依存度がきわめて高く,国鉄の需要動向が好不況の鍵となつている。今後は,輸出の波動的需要に対処するためにも業界は思い切つて生産の合理化を図る必要がある。


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