第3節 水先制度44年度末における我が国の水先区は30区であつて,そのうち水先法第13条に基づく強制水先区は,横浜,横須賀,神戸,関門,佐世保の5港となつている。 なお,現水先区以外の水域についても現在数港が水先区の候補地として検討されている。 水先業務の実績をみると 〔II−(II)−9表〕のとおり,44年において水先を行なつた船舶数は約10万9千隻で,これに対する水先料は58億4,400万円である。水先業務の実績は,出入港隻数の増大にともないここ数年着実に伸びており,近年特に外国船の増加が著るしい。この実績に対応して45年度には,20人程度の増員を行なつて水先業務のより円滑なる遂行を期している。
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