2 WWW計画の基本構想


  現在,世界的な気象資料とそれを迅速かつ確実に伝達する能力が十分でないために,世界の多くの地域においては,依然として,気象予報が正確に行なえない状況にあり,特に,地球表面の70%を占める海洋上と,陸上においては南半球と熱帯地方の観測網が非常に不足している。この点に注目して,気象衛星,洋上ブイロボツト,大型電子計算機,高度な通信技術等の最新の科学技術を気象業務に適用できるように,気象観測網,予報解析能力を全世界的規模において,組織を再編成しようとするものである。


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