2 財産の状態


  45年度末における財産の状態は 〔I−(I)−17表〕のとおり,前年度比7.2%増の総額3兆5,661億円であり,その88%を占める固定資産は,前年度比6.9%増の3兆1,472億円となつたが,これは山陽新幹線関係工事で建設仮勘定が増加しているのが原因している。また,作業資産は,前年度比16.6%減となつているが,山陽新幹線工事を除くその他工事量が大きく減少しているためである。

  負債,資本関係では,長期負債が前年度に比べ15.8%増の2兆6,037億円となり,これを資本関係経費における構成比でみると前年度の68%を上回る73%を占めるにいたつており,収支悪化の原因ともなつている。長期負債のうち増加の著しかつたものは,資金運用部および簡易保険積立金等財政資金の借入ならびに特別債の発行である。


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