2 旅館


  旅館業法により許可を受けた旅館の数は,45年末で7万7,439軒,客室数では76万3,091室であり,このうち国際観光ホテル整備法により,登録を受けた登録旅館は1,032軒,外客の宿泊に適する基準客室は3万4,897室で,年々10%程度増加している。
  登録旅館の地域的分布状況をみると,45年末現在,湘南,富士箱根,伊豆地域19.7%,伊勢志摩,紀伊地域8.3%,別府,阿蘇,雲仙,長崎地域7.1%,北陸地域5.6%,仙台,蔵王,磐梯,吾妻地域5.7%,上信越高原地域5.2%,以上合計51.6%である。
  客室利用率は年々向上しており,43年の全国平均は64.4%である。旅館の経営規模について,登録旅館のほとんどが加盟している国際観光旅館連盟の会員旅館の規模別構成をみると,個人経営3.7%,資本金1,000万円以下の会社67.8%,また,従業員についても50人以下のものが6.2%であり,小規模のものが圧倒的である。前近代的経営も多く見受けられるが,近年,大1企業が観光産業に参画し,大規模な旅館が出現する傾向もみられる。
  なお,国は登録旅館に対して,国際観光ホテル整備法により税制上の優遇措置を講じるとともに,財政措置として日本開発銀行,北海道東北開発公庫および中小企業金融公庫からの融資を行なっている。


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