踏切事故の発生件数及び死傷者数の推移は 〔I−(I)−30表〕のとおりで,35,36年頃をピークとして,それ以降は,踏切の立体交差化,構造改良,保安設備の整備を行つた結果,減少を続けている。
47年度における踏切事故発生件数は,2,800件で前年度に比べ57件減少した。また,踏切事故による死傷者数は,2,261人で前年度に比べ218人減少した。 この踏切事故を原因別にみると,直前横断が69.0%自動車等の運転誤りが28.0%,その他が2.7%を占め,鉄道側の責任によるものは,わずか0.3%である。