4 港湾公害防止対策


  港湾は比較的閉ざされた海域である場合が多いため海水交換が悪く,河川,工業排水,都市下水等陸地から流入する汚水等によつて水底に汚泥が堆積し,水質を悪化させているケースが多く,法規制のみでは大幅な水質の改善が望めない状況にある。
  このため,47年度より港湾の公害防止対策事業として,水底に堆積した汚泥のしゆんせつ及び海水交換の悪い箇所への浄化用水を導入する事業を実施している。
  47年度は,事業費約32億8,800万円(うち国費約6億3,200万円,事業者負担約20億2,400万円)で塩釜,東京,田子の浦,名古屋,水島,北九州(洞海湾)の6港で汚泥しゆんせつ事業を,新潟港で導水事業をそれぞれ実施した。


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