4 地震・火山噴火予知計画の推進


  地震予知については,運輸省,建設省,文部省,通商産業省,科学技術庁などにより,地震予知連絡会を設け,地震活動や測地測量などの観測や研究を進めて来た。今後は,地震予知の実用化を図るうえで,とりわけ測地測量及び地震観測の強化が必要であるとの見解が測地学審議会の建議において示された。気象庁はこの建議にそい,49年度を初年度とする5か年計画を策定している。
  この計画は,関係各省庁との連絡体制の強化を図りながら,大・中・小地震観測,海底地震計の開発・展開など,地震に関する観測の強化,解析,研究の充実に努めることになつている。火山噴火予知についても,地震予知計画と同時に,測地学審議会の建議にそい,火山観測,研究の強化を図つている。


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