2 物資別適合輸送体制の整備拡充


  石油輸送の拡大及びパイプライン輸送計画の推進
  石油類の消費量は引き続き増大することが見込まれておりこれに伴う輸送力不足を解消するためには,鉄道線路敷を活用し鉄道輸送と一体となって運営管理できる経済的合理的な輸送方式であるパイプラインの導入が必要である。
  このため,国鉄では当面輸送のひっ迫している京浜地区から八王子を経由して南埼玉に至るパイプラインを敷設することとしている。
  セメント輸送
  セメントの輸送改善をはかるため,47年4月国鉄と業者の共同出資によるセメントターミナル株式会社を設立したが,その第1号基地である西浜松基地が48年10月1日から営業を開始した。
  粉粒体物資輸送
  飼料共同基地は,現在全国に13か所あるが,このうち村崎野,高鍋基地については,48年9月,帯広基地については,48年11月にそれぞれサイロの増設を行うとともに粉粒体専用貨物車(ホキ2200形式)を105両増備した。


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