3 航空通信施設
(1) テレタイプ通信施設
国際テレタイプ回線(AFTN回線)については,東京国際通信局とモスクワ,ハバロスク,ソウル,香港,ホノルル,大阪及び那覇の各通信局との間に整備されている回線の通信量の増加に対処するため,電子式中継装置を東京国際通信局に整備し,また,48年4月に東京国際通信局を新東京国際空港に移転して運用を行っている。
国内テレタイプ回線については,航空保安用として東京国際等5空港の自動中継局を中心に,空港及び航空管制部等72局をネットワークしている。また,国際テレタイプ回線同様,回線の通信量の増加に対応するため,従来の機械式中継装置に換えて電子式中継装置を整備し,テレタイプ通信のスピードアップによる処理能力の向上を図ることとしている。48年度に,大阪国際空港において同装置の整備を完了し,東京国際等2空港において整備に着手した。
(2) 飛行場情報放送施設
ATIS(飛行場情報放送業務)は,航空機の発着時に必要な気象,滑走路及び航空保安施設の状況等に関する情報等を提供する業務であり,現在,東京国際空港等6空港において行われている。
48年度に,宮崎空港において,飛行場情報放送施設の整備を完了し,ATISを開始したほか,那覇空港において,同施設の更新に着手した。
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