2 港湾取扱貨物量の現況
49年に港湾で取り扱われた貨物量は, 〔II−(III)−3表〕に示すとおり約27億トンと対前年比で1.3%の伸びでほぼ横ばいにとどまった。
取扱貨物を品目別にみると,外貿の大宗貨物は,輸入では原油,鉱産品等の工業原材料や木材であり,この3品目で輸入貨物量の76.9%を占め,輸出では,金属機械,化学工業品であり,この2品目で輸出貨物量の83.5%を占めている。内貿では39.4%のシエアを占めるカーフェリーによる輸送車両を除くと,石油類,鉱産品,金属機械が大宗貨物となっている 〔II−(III)−4表〕。港別全取扱貨物量では上位10港は 〔II−(III)−5表〕に示すとおりである。
また,外貿のコンテナ貨物についてみると,48年において2,325万トンに達しており,年々著しい増加を示している 〔II−(III)−6表〕。
|