3 航空通信施設


(1) テレタイプ通信施設

  国際テレタイプ回線(AFTN回線)については,東京国際通信局とモスクワ,ハバロフスク,ソウル,香港,ホノルル,大阪及び那覇の各通信局との間に整備されているが,回線の通信量の増加に対処するため,電子式中継装置を東京国際通信局に整備し,新東京国際空港において運用を行っている。
  国内テレタイプ回線については,航空保安用として東京国際空港等5空港の自動中継局を中心に,空港及び航空交通管制部等72局をネットワークしているが,国際テレタイプ回線同様,回線の通信量の増加に対応するため,従来の機械式中継装置に換えて,電子式中継装置を整備することにより処理能力の向上を図ることとし,49年度までに東京,大阪両国際空港及び福岡空港における同装置の整備を完了した。また,千歳飛行場における整備に着手し,50年度に完成する予定である。

(2) 飛行場情報放送施設

  ATIS(飛行場情報業務)は,航空機の発着時に必要な気象,滑走路及び航空保安施設の状況等に関する情報等を提供する業務であって,49年度までに東京国際空港等6空港において業務が行われている。50年度においては,鹿児島空港において運用を開始するほか,名古屋空港において整備に着手する。


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