2 世界気象監視(WWW)計画の推進


  国連の決議の下に,世界気象機関(WMO)が,44年以来整備を進めてきている世界気象監視(WWW)計画に積極的に協力することによって,全球的な気象現象の解明,時々刻々の実況把握などの飛躍的進歩がもたらされ,その結果を我が国の気象業務に活用して効果をあげつつある。50年度は,このうち,日本が担当する静止気象衛星について,関係機関と協力しつつ,52年の打上げ,運用を目途に指令,資料収集局,資料処理局などの地上施設の整備を行った。また,海洋ブイロボットについては,日本近海の海上気象,海洋の観測資料を常時に得るため,南方洋上,東シナ海,三陸沖太平洋上において運用を行うとともに,日本海で運用を行う予定の6号機の製作を行った。


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