5 港湾労働
港湾運送に従事する常用労働者は、51年末において約89,000人で,前年末における約93,000人に比して4.3%の減少となっている。
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この現象はここ数年の傾向であり,その根本的原因は輸送革新の進展によるものであると考えられるが,厳しい労働環境の下での港湾労働を忌避する若年労働者の新規採用が困難になっていることも一因であると思われる。今後,長期的には港湾貨物の増加が見込まれる状況の下で,輸送革新に対応しつつ円滑な港湾運送を維持するためには,良質な労働力の安定的確保が必要である。
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