4 工業標準化の促進


  船舶部門の工業標準化については,工業標準化法に基づき,品質の改善,生産の合理化,取引の公正単純化及び使用の合理化を目的として,ぎ装品類等の規格並びに用語記号,通則及び試験方法等に関する規格の制定を中心に推進しており,船舶部門の日本工業規格は53年9月現在498規格である。また,製品の規格のうち,182規格を54品目にとりまとめ,JISマーク表示対象商品として指定している。
  この指定商品の製造者は,工業標準化法に基づく申請により,製造者の技術的生産条件等について審査を受け,一定基準以上である場合,JISマークの表示を許可されるが,船舶部門のJISマーク表示許可工場は53年9月現在116工場である。
  一方,国際標準化機構(ISO)及び国際電気標準会議(IEC)を中心に,船舶部門における国際的な標準化活動を進めており,我が国もISOのTC8/SC9(造船専門委員会・救命艇及び救命設備分科会)及びTC8/SC18(同航海機器分科会)の幹事国を担当するなど積極的に参画している。


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