1 航空機騒音に係る環境基準
「航空機騒音に係る環境基準」は, 〔III−20表〕のとおり空港周辺の航空機騒音をWECPNL値(荷重等価平均感覚騒音レベル)で70又は75以下とするというものであり,達成期間も5年又は10年などとなっている。この環境基準は,航空機騒音に関し,生活環境を保全し,人の健康の保護に資するうえで維持することが望ましい基準であるが,同時に行政施策の遂行にあたっての目標でもある。53年はこの環境基準の中間目標の達成年次にあたるが,53年末までには同目標はおおむね達成される見込みである。54年度からは,環境基準の最終目標の達成に向けて航空機騒音対策をより強力に進めていく予定である。
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