第1節 旅客輸送


  最近の5か年間における鉄道旅客輸送は, 〔I−(I)−1図〕のとおり輸送人員において国鉄定期外旅客が4.5%減となっているが,全体では1.0%の微増となっている。しかし,輸送人キロについてみると国鉄定期外旅客の減少が15.5%と著しく,全体でも4.0%減となっている。

  昭和53年度は,前年度に比べ輸送人員で増減なしの177億6,000万人,輸送人キロで0.4%減の3,111億人キロとなった。このうち,都市間輸送を行っている主な線区で普通旅客輸送量を見ると 〔I−(I)−2表〕のとおりであり,53年7月の運賃改定等の影響により,上越線を除き前年度を下回った。
  次に,52年度の三大都市交通圏における輸送人員は,152億4,900万人,前年度比2.4%増となっているが,圏域別にみると,首都交通圏97億9,500万人(前年度比2.4%増),中京交通圏9億9,400万人(前年度比5.4%増),京阪神交通圏44億6,000万人(前年度比1.8%増)となっている。これらのうち,減少しているものは各交通圏の国鉄の定期外旅客,中京交通圏の国鉄の定期旅客及び京阪神交通圏の民鉄の定期旅客となっている 〔I−(I)−3図〕

  また,52年度の国鉄地方交通線及び地方中小民鉄の旅客輸送量についてみると,国鉄では99億7,900万人キロ(前年度比6.3%減),中小民鉄では33億6,500万人キロ(前年度比4.5%減)となっており,依然として減少傾向にある 〔I−(I)−4表〕


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