2 航空交通管制施設


  航空交通の安全性の向上と空域利用の効率化を図るため,航空路上の航空機を常時監視することができるARSRの整備を進めてきており, 〔III−25図〕に示すとおり,現在,横津岳等9か所の施設を運用している。これにより,我が国の1万5,000フィート(約4,500メートル)以上の空域では,基幹ルートのほとんどをレーダーでカバーすることが可能となった。更に,レーダー覆域の補完及び二重化のため,上越等3か所にARSRの整備を進めている。

  空港に離着陸する航空機の安全を確保するとともに管制処理能力の向上を図るため,交通量の多い空港から順次ASRの整備を進めてきており,現在,15空港で運用しているが,55年度においては高松空港で性能向上の工事を実施した。
  このほか,航空機の高速化に対応するとともにARSRによるレーダー管制の効率的な運用を確保するため,航行中の航空機と航空交通管制部との直接交信を可能とする遠隔対空通信施設(RCAG)の整備を進めてきており,55年度には串本等4か所において整備を完了し,総数28か所となった。また,石垣において整備に着手した。


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