国際宅配便の急成長と国際産直システムの推進――外国産直情報センターの初開設(62.3)
国内においては,トラック等による宅配便の成長が著しいが,近年,国際貨物輸送の分野においても,航空機を利用して小口貨物や書類をドア・ツー・ドアで輸送する国際宅配便が急速に成長している。これは,国際物流ニーズの高度化・多様化に対応して伸びているもので,61年度実績は,取扱件数で約500万件(対前年度比12.8%増),取扱重量で約6,132トン(同16.3%増)となっている。
運輸省では,この国際宅配便を利用して,海外の商品を個人輸入するシステム(「国際産直システム」)を構築することにより輸入の促進を図っている。62年3月以降,この国際産直システムによる外国産直情報センターが東京・大阪のデパートで,計5か所にオープンしており,今後も数事業者が開設を検討している。(P.285参照)
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