新幹線通勤


  近年新幹線を利用した通勤形態が増加しており,62年度においては通勤者数は約4,200名(東海道・山陽新幹線2,800名,東北新幹線900名,上越新幹線500名)であり,対前年度比約40%増となっている(新幹線通勤定期券売り上げ実績から推計)。
  新幹線を利用する場合,通勤所要時間を在来線利用の場合の半分以下に短縮することができ,在来線では通勤不可能な地域を通勤圏に取り込むことが可能となり,たとえば首都圏について,都心(上野駅又は東京駅)までの所要時間を比較すると,宇都宮は在来線で116分であるのが新幹線では46分に,高崎は112分が47分に,三島は138分が59分にそれぞれ短縮される。
  JR各社においても,新幹線通勤者の増加に対応して,ダイヤ改正の際に朝・夕の通勤時間帯に新幹線の増発を行っている。


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