降水短時間予報業務の開始(63.4.1)


  気象庁では,より精度の高い予警報を,より詳細な情報を,より長い時間の予報をといった国民の要望に応えるため,61〜62年度に気象資料総合処理システム(COSMETS)の整備を行った(運用開始は63年2月16日)。これにより,新たな業務として,63年4月より降水短時間予報を,また同年10月から週間天気予報の毎日発表を開始した。
  この降水短時間予報は,5km四方の地域ごとに,降水量の実況に加え,3時間先までの1時間ごとの降水量を予想するものである。これにより,大雨の実況と今後の推移の把握,中小河川や都市河川における洪水の予想,土砂災害の危険度の推定等ができ,防災活動の迅速・的確な実施に寄与するとともに,生活情報としても役立つことが期待される。(P.448参照)


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