これまでの取り組み・経緯
国土交通省政策評価実施要領の概要

1.政策評価の目的

1. 国民本位で効率的な質の高い行政を実現する。
2. 成果重視の行政への転換を図る。
3. 統合のメリットを活かした省全体の戦略的な政策展開を推進する。
4. 国民に対する説明責任(アカウンタビリティ)を果たす。

2.政策評価の手順、方式

個別の公共事業の評価(新規採択時評価、再評価、事後評価)については、 一層の充実を図りつつ、引き続き実施。
今後は、個別の事業のみではなく、より幅広い政策の評価という観点から、政策のマネジメントサイクル(企画立案->実施->評価->改善)の各段階に応じて、以下の手順、方式を全省的に導入。

まず、政策目標を明らかにします

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新規施策(予算、税制、法律等)導入の際は、事前評価を実施します

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施策名 XX
目的 都市内の渋滞の緩和
目標 YY年までに平均走行速度をYkm/h
XX施策をYか所で実施
現状 平均走行速度 Ykm/h
ZZ施策、AA事業をYか所で実施、予算額B億円
評価 必要性 (社会的ニーズが高いか)
有効性 (目標を実現する上で効果的か)
効率性 (他の選択肢よりも効率的か)

->評価結果を概算要求等に反映させ、真に必要で効果的な施策等を選択します

目標の達成度を定期的に測定します(業績測定)

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目標 都市内の渋滞の緩和
業績指標 都市部の平均走行速度
現状 Bkm/h
達成目標
(業績目標)
YY年までにZkm/h
YY年実績 Akm/h 達成/改善/悪化

->業績が悪化しているものは、原因の検討を行います

実施中の施策等が、所期の効果をあげているかどうか、政策課題に応じて総合的に評価します(プログラム評価)

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テーマ 都市内の渋滞の緩和
関連する施策等
  • 環状道路の整備
  • 開かずの踏切の改良
  • XX施策
  • 交通需要マネジメント(TDM)
  • 公共交通の整備、利便性向上

->施策等の効果について詳しく分析し、課題とその改善方策(例えば、対象となった施策等の改善方策や、必要があれば別の施策との連携、融合を新たに進める等)を発見します


3.実施体制

政策評価は全省的に実施。大臣直結の政策統括官が政策評価の総括を行う。
(政策評価の客観性や質の確保を図るほか、複数の部局にまたがる政策を評価。)
政策評価に関する重要事項は大臣を始めとする省幹部からなる会議で決定。
このほか、政策評価の円滑かつ的確な実施を確保するため、省内に政策統括官を座長とする政策評価連絡会を設置。

4.運営方針

中長期を視野に入れた政策評価の実施に関する具体的な計画等について規定する「運営方針」を策定する。

5.情報の公表

事前評価書、業績測定の指標・目標、プログラム評価書等を公表するほか、評価過程における情報も可能な限り公表する。
国土交通省における政策評価の実施状況、政策への反映状況を一覧的に示す 「国土交通省政策評価年次報告書」を毎年度ごとにとりまとめ、公表する。
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