交通事故被害者ノート
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G利用できる制度の窓口<療護施設(病院)の設置•運営>63 コラム⑩「ナスバで実施している事故防止対策や被害者援護業務について」〇被害者援護業務〜自動車事故被害者・ご家族の支援のために〜自動車事故を原因として重度の後遺障害を負われた方、介護に当たるご家族、保護者を失った生活困窮家庭の児童などの方々を支援するため、療護施設の設置・運営や在宅介護への支援(介護料の支給等)、中学校卒業までの交通遺児等の方への無利子の生活資金や友の会の運営などを行っています。自動車事故により脳を損傷し、重度の意識障害が継続する状態にある方を対象に、適切な治療と看護を行う専門のナスバ療護施設(病院)を、全国12カ所で設置・運営しています。く在宅介護への支援>自動車事故により脳や脊髄などを損傷して介護を要する後遺障害を負われた方に介護料を支給し、訪問して介護相談を行うとともに、介護料受給者等の交流会を実施しています。く交通遺児等への無利子貸付と「友の会」>自動車事故により保護者が亡くなられたり、重度の後遺障害を残すこととなった家庭(生活困窮家庭)の中学校卒業までのお子様などを対象とした生活資金の無利子貸付を実施しているほか、友の会を運営し、交通遺児等のご家族同土の交流を深めるため、もの作り体験、観劇等のレクリエーショソ活動等を実施しています。0安全指導業務〜自動車運送事業における輸送の安全確保のために〜日本経済を支える物流や旅客輸送を担う12万の自動車運送事業者が安全に運行を遂行するため、運行管理者等12万人やドライバー4了万人の教育を確実に実施し、安全インフラとして、大きく貢献しています。0自動車アセスメント情報提供業務〜より安全な自動車・チャイルドシートの普及のために〜自動車やチャイルドシートの安全性能の「見える化」を行っています。これにより、ユーザーがより安全な自動車等を選択できるようになります。同時に、メーカーによる安全な自動車等の開発が促進されます。自動車アセスメントは、予防安全装置の装備率上昇に大きく貢献しています。例えば、衝突被害軽減プレーキを装着した新車台数は、評価対象への導入決定から、評価開始までの2年間で約10倍となっています。独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)【主な適性診断受診者の声】●普段は気付かない日頃の運転ぶり(クセ)がわかって良かった●ナスバのカウンセラーの説明がわかりやすく、とても良かった等丁寧なカウンセリング自動車やチャイルドシートの安全性能の「見える化」訪問支援の実施「友の会の集い」の開催ヽ◎0 :;:::::悶心衝突安全性能評価、一一•小さな命をやさしく守る

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