自動車

自動車分野における国際的な取り組み

国連における国際基準調和活動(WP.29)

自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)は、国連欧州経済委員会(UN/ECE)内に設置された、自動車安全・環境基準の国際調和と認証の相互承認を多国間で審議する唯一の場です。UN/ECEメンバー国のほか、1998年協定又は1958年協定の締約国等が参加可能であり、日本も積極的に参画しています。
WP.29における活動を通じて、自動車分野の国際統一基準の策定を主導することで、企業間の公平な競争環境を整備するとともに、安全・環境性能に優れた自動車の国内外における普及を図っています。

自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)の概要を説明するPDFへのリンクバナー
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アジア諸国等との連携

アジア地域では経済発展に伴い急速にモータリゼーションが進展しており、安全・環境問題への関心が高まっています。アジア地域における成長と安全・安心な車社会の実現のためには、安全・環境性能に優れた自動車の普及しやすい環境を作り出していくことが重要であり、日本は、アジア諸国・地域との連携を強化しつつ、WP.29における国際基準調和活動への参画や1958年協定への加入等を促進する取組を行っています。
具体的には、2015年の日ASEAN交通大臣会合において合意された「自動車基準・認証制度をはじめとした包括的な交通安全・環境保全施策に関する日ASEAN新協力プログラム」に基づき、ASEAN諸国の官民代表者含めたWP.29における最新の取組状況や課題等についての情報共有・意見交換、日本の専門家を各国に派遣して安全・環境基準や認証制度に係る技術専門的な指導や助言を行う実地研修やワークショップ等の取組を実施しています。

   

その他の取り組み

日本は自動車や交通に関する様々な国際会議に参画し、他の参加国との積極的な情報共有・意見交換等、様々な活動を行うことで、安全・安心で持続可能な車社会の実現に貢献しております。
主な取り組みの例は次の通りです。
 
  • APEC交通ワーキンググループ(交通作業部会):APEC域内の交通システムの効率性と安全性を高めるための活動を行う会議
  • ESV国際会議:米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が各国政府と連携して隔年で開催する会議であり、各国当局の自動車安全に関する政策発表、自動車メーカー等による技術展示、研究者等による自動車の先進安全技術に関する発表等が行われる

また、WP.29における基準調和活動の推進等を目的とした二国間での政策協力・協調関係の強化も図っております。 具体的には、欧州、米国、韓国といった国との定期的な会合等を通じ、国内外の安全・環境対策についての情報交換や、安全・環境基準の策定等に関する意見交換等を行っています。
 

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